APW（Automated Precision Weighing）モジュール

メトラー・トレドの計量センサモジュールは、装置・機械・機器メーカーのニーズに対応するようカスタマイズされたセンサです。計量センサは高精度の計量を行う際に重要な役割を果たしており、計量センサが搭載された計量モジュール内部の高精度ロードセルは最高レベルの直線性、繰返し性、速度を発揮します。当社の高精度ロードセルテクノロジーと高精度ロードセルアプリケーションのほか、超高精度計量センサの詳細もご確認ください。

メトラー・トレドの精密ロードセル、高精度ロードセル、超精密ロードセルソリューションには、お使いの機械やスケールの要件に応じていくつかのメリットがあります。計量センサと高精度ロードセルは小さいため、スペースに限りのある非常に難しい場所でも使用することができます。このため、高精度ロードセルアプリケーションで最高の精度を活用できます。また、総合的な過負荷保護機能も備えているため、機器の動作中に故障した場合や設置時にミスがあった場合でも、高解像ロードセルは保護されます。さらに、空気圧を供給することで保護等級IP65に適合する洗浄耐性を実現し、超精密ロードセル内部の計量センサは水噴射による清掃作業にも耐えることができます。

計量センサは、センサに加えられた重量や力を信号に変換します。計量センサに荷重がかかると抵抗値が変化し、それにより出力電圧が変化する仕組みになっています。精密ロードセル、高精度ロードセル、超精密ロードセルのどの計量センサを使用している場合でも、メトラー・トレドの計量センサとミリグラムロードセルで対応することができます。完全に統合されたEthernetインターフェイスとEthernet TCIP/IPにより、リアルタイムの自動化ネットワークにも直接統合することができます。計量センサによっては、内部校正分銅でいつでも検証し、アプリケーションを停止させずにミリグラムロードセルが正しく機能していることを確認できます。

最先端の計量センサ接続を備えた高精度ロードセルは小型であるだけでなく、高い分解能と精度を必要とする自動化されたアプリケーションで計量する場合にもコスト効率の高いソリューションです。当社の精密ロードセル、ミリグラムロードセル、高精度ロードセルオプションの詳細をご確認ください。お客様に適したロードセルテクノロジー、ロードセルアプリケーションに加えて、ロードセルの仕様をお選びいただけます。

メトラー・トレドには、高精度ロードセルソリューションから精密ロードセルソリューションまで、さまざまな超精密ロードセルやミリグラムロードセルがあります。今すぐお客様の精密ロードセルまたは高精度アプリケーションに最適なロードセルを見つけてください。

精密ロードセルソリューションは、機械・装置メーカーのニーズに対応し、電気的・機械的に簡単に統合することができます。計量センサ内のミリグラムロードセルの優れた耐久性により、産業環境において信頼性の高い動作を長年にわたり維持します。計量センサは、ミリグラムロードセルの性能を最大限に引き出すために不可欠なものです。計量センサは製薬、製造、自動車など、一般的に精密な測定を必要とするさまざまな業界で使われ、ロードセル会社の成功と評判のためには何より重要だと言えるでしょう。

通常、計量センサは機械に組み込まれ、PLCシステムに接続されます。測定は、荷重を載せ、その後の処理のために計量信号を使用することで実行されます。

計量センサは最新の計量信号を提供します。この信号は、デジタルシリアル通信インターフェイスまたは産業用Ethernet通信インターフェイスを介してPLCシステムに送信されるため、測定データをその後の処理に使用できます。

計量センサのゼロバランスは、荷重がかかっていないときにスケールの真のゼロ点を設定するために使用されます。ゼロバランスは、通常、ロードセルの過負荷や繰り返される操作による残留応力によって引き起こされる計量センサの偏差を補正し、荷重がないことをシステムに通知し、真のゼロ出力が得られる位置にセンサを効果的に校正します。

センサによって異なります。ほとんどの場合、洗浄ユニットと摩耗部品は交換できますが、センサ自体を修理することはできません。問題の原因を特定し、システムを稼働させるための最善の方法については、メトラー・トレドのサービス担当者にお問い合わせください。

指定された計量範囲内で使用する限り、計量センサが摩耗することはありません。シーリングは、過酷な環境で使用すると摩耗する可能性があり、交換可能です。メトラー・トレドは摩耗部品の交換部品を提供しています。

校正を行って計量センサが正確でない場合は、損傷していることがわかります。メトラー・トレドのサービスチームが校正サービスを提供し、潜在的な損傷を特定して測定リスクを軽減するお手伝いをします。

精度は、繰返し性や直線性など、さまざまな偏差の組み合わせです。下の図が、「計量センサの精度はどの程度ですか？」の質問に答えるための精度の定義に役立ちます。

行Aは系統誤差のある（真度が欠けている）測定ポイントを、行Bは系統誤差のない（正しい）測定ポイントを示しています。列1は分散した（精度が欠けている）測定ポイントを、列2は実質的に分散のない（高精度の）測定ポイントを示しています。繰り返す測定では、精度を確保するために正確で高精度の測定ポイントが必要です。したがって、一般にフィールドB2の測定ポイントのみが正確です。

メトラー・トレドの最も正確な計量センサは、ひょう量最大21 g、最小表示0.01 mg、繰返し性0.02 mg、直線性偏差0.05 mg未満のSPCです。