食品の酸度測定

研究室で行う正確な酸含有量測定と酸度測定

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食品の酸度測定


 

酸度分析ガイド
特定の食品や飲料の酸度と一般的な家庭用品との比較
特定の食品や飲料の酸度と一般的な家庭用品との比較
pH測定

品名

pH範囲

ケチャップ

2.00~2.60

2.40~3.40

フルーツゼリー

3.00~3.50

イチゴ

3.00~3.90

リンゴ

3.30~4.00

リンゴジュース

3.35~4.00

フルーツジャム

3.50~4.50

キュウリのピクルス

4.20~4.60

トマトピューレ

4.30~4.47

トマト

4.30~4.90

キュウリ

5.12~5.78

豆腐

7.20

 

pH電極
総酸度の滴定

中和滴定

中和滴定は、pH電極を使用し、果物、ジュース、酢をベースにした調味料、ワインなどに含まれるリンゴ酸、酒石酸、クエン酸、酢酸などの有機酸と反応させるために必要な滴定液を定量するものです。サンプル中の酸を中和する強塩基を用いてサンプルを滴定することで測定できます。

酸化還元滴定

酸化還元滴定は一般的に、飲料に含まれるアスコルビン酸の測定とワインに含まれる亜硫酸塩含有量の測定で行われます。アスコルビン酸を2,6-ジクロロフェノールインドフェノール(DPI)で滴定すると、酸化還元反応を起こし、電子が2つ交換されます。この電子交換を電極で検出し、滴定液によってすべてのアスコルビン酸が消費されると、電極の電位が変化し、滴定の当量点が分かります。
 

比色滴定

食品や飲料の酸度を測定する場合、フェノールフタレインなどのカラーインジケータの変化で中和滴定をモニタリングすることもできます。このような滴定には強塩基を使用します。食品サンプル中の酸が中和したら、すぐにPhototrode電極で色の変化を正確に観察します。これは電位変化に対応しています。この電位の変化が滴定の当量点となります。Phototrode電極は、沈殿や濁度測定にも使うことができます。

総酸度測定用電極

ピペット

サンプル調製は一般的に液体を扱いますが、メトラー・トレドには水性溶液から高粘性溶液や高揮発性溶液まで、さまざまな水溶液を扱うシステムが数多く揃っています。特に食品・飲料業界など、加工する容量が多くて20 mL、少なければ20 µLという場合もある業界向けに、シングルチャンネルピペット、マルチチャンネルピペット、卓上型システム、消耗品を包括的に取り揃え、ほぼすべてのサンプル調製に対応しています。ピペットについて詳しくはこちらへ
 

水分計

食品業界の等級付けでは、品質と安全性のパラメータを満たすために、酸度と水分含有量の両方を測定することが頻繁にあります。メトラー・トレドの機器は、管理限界、自動データ転送、ユーザーガイダンスなど、使いやすくするための機能を内蔵しているため、迅速かつ高精度に水分率測定を行うのに役立ちます。また、画期的なQuickPredict機能を使用し、情報に基づいて結果を予測することにより、すばやい水分率測定と意思決定が可能です。水分計について詳しくはこちらへ

分析天びん

信頼性の高い測定をするには、高精度なサンプル調製が極めて重要な前提条件となります。重量法によるサンプル調製を行うことで、固体と溶媒の両方を計量し、より高精度な溶液を得ることができます。この方法は、サンプル間のばらつきをなくし、スペックアウトの結果を減らすのにも役立ちます。その結果、分析の結果に対する信頼性が高まり、より確実に安全性と品質管理の要件を満たすことができます。分析天びんについて詳しくはこちらへ

パンの酸度
ビールの酸度
トウモロコシ粉の酸度
牛乳の酸度
蜂蜜の酸性度
ワインの酸度
フルーツジュースの酸度


 

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