連続フローケミストリーに関する資料を以下に紹介します。
Kobayashi, Shū. "Flow “fine” synthesis: high yielding and selective organic synthesis by flow methods." Chemistry–An Asian Journal (2015).
東京大学、有機合成化学教室により発表されたこの論文は、flow fine synthesis に注目したものです。 バッチ反応と比較したときの連続フローメソッドの利点、フローメソッドの課題についても説明しています。
Sans, Victor, and Leroy Cronin. "Towards dial-a-molecule by integrating continuous flow, analytics and self-optimisation." Chemical Society Reviews 45.8 (2016): 2032-2043.
この論文は、産業界と学術研究の両方における合成化学向け連続フロープラットフォームの使用と利点に注目し、この分野での大きな貢献を主に取り上げています。
Mallia, Carl J., and Ian R. Baxendale. "The use of gases in flow synthesis." Organic Process Research & Development 20.2 (2015): 327-360.
ダラム大学、化学科が発表したこの論文は、フローケミストリーの使用による研究の安全性と効率の向上の利点について説明しています。 気体をフローリアクタに導入するアプローチに加えて、既にフローケミストリーに移行されたさまざまな気体反応について説明しています。
Ley, Steven V., et al. "Organic synthesis: march of the machines." Angewandte Chemie International Edition 54.11 (2015): 3449-3464.
ケンブリッジ大学、化学科のLey研究グループが発表したこの論文は、有機合成法がどのように変化し、これらのメソッドが、研究室で化学者が直面する問題への対応にどのように役立っているのかについて説明しています。
Baxendale, Ian R. "A short multistep flow synthesis of a potential spirocyclic fragrance component." Chemical Engineering & Technology 38.10 (2015): 1713-1716.
この論文は、研究者がフローケミストリーをどのように合成の課題解決に活用し、スケールアップを容易に、且つ安全にしているのかについて説明しています。
Hafner, Andreas, and Steven V. Ley. "Generation of reactive ketenes under flow conditions through zincmediated dehalogenation." Synlett 26.11 (2015): 1470-1474.
この論文は、フロー条件下で脱ハロゲン化を使用し、高い反応性を持つモノアルキルとフェニルケテンを生成する方法について説明しています。
Puglisi, Alessandra, et al. "Organocatalysis chemistry in flow." Current Organocatalysis 2.2 (2015): 79- 101.
近年、有機触媒は、立体選択的反応を連続して実行するための有効な手段となっています。 立体選択的触媒のフロープロセスを、APIとキラル中間体の製造に使用することができました。 この論文では、有機分子を触媒として使用した連続フロープロセスの新しい例を説明しています。 この論文では、触媒リアクタにおける立体選択的プロセスと固相担持触媒との組み合わせに加えて、光酸化還元触媒体との組み合わせの可能性にも注目しています。
Mueller, Simon TR, et al. "Safe handling of diazo reagents through inline analytics and flow chemistry." Chimica Oggi-Chemistry Today 33 (2015): 5.
多段階プロセスにおけるフローケミストリーの使用により、危険な、しかし有効なジアゾ試薬をスケールアップ時のアプリケーションで使用することができます。 ジアゾ化合物の生成、単離、使用を連続して実行できるため、大量の高エネルギー材料は蓄積されません。
Hu, Te, Ian R. Baxendale, and Marcus Baumann. "Exploring flow procedures for diazonium formation." Molecules 21.7 (2016): 918.
この論文は、フローケミストリーを使用して安全性を向上し、連続製造を使用してジアゾニウム化合物を生成するための最適な条件を決定する方法を説明しています。
Atodiresei, Iuliana, Carlos Vila, and Magnus Rueping. "Asymmetric organocatalysis in continuous flow: Opportunities for impacting industrial catalysis." ACS Catalysis 5.3 (2015): 1972-1985.
この論文では、連続フローケミストリーを使用して行った有機触媒的転移の利点と、成功した反応に注目しています。 また、バッチアプリケーションとフローアプリケーションを比較しています。
Müller, Simon TR, et al. "Rapid generation and safe use of carbenes enabled by a novel flow protocol with in-line IR spectroscopy." Chemistry–A European Journal 21.19 (2015): 7016-7020.
この論文は、ドナー/アクセプター置換カルベンを形成し、使用するための新しい連続プロセスについて説明しています。 フェニル酢酸メチルのジアゾ基の転移の安全性プロファイルを、バッチとフローの両者における反応速度の研究も含めて確認しました。