シングルポイントロードセル

スケール設計を容易にする信頼性の高いシングルポイントロードセル

シングルポイントロードセルは、スケール、ホッパースケール、プロセス管理、コンベア計量、梱包装置、ウエイトチェッカーに使用されます。OEM機械メーカー、システムインテグレータ、エンドユーザーの用途や環境のニーズに適合するようにさまざまなひょう量や仕様があり、たった1つのロードセルでスケールを構築できるようになります。

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メトラー・トレドは、設置から予防保守、校正、機器の修理まで、測定機器のライフサイクル全般にわたってサポートとサービスを提供いたします。 

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FAQs

シングルポイントロードセルとは何ですか?

シングルポイントロードセルは、さまざまな産業・商業アプリケーションで応力や重量を測定するために使用されるセンサです。これらのロードセルは通常、プラットフォームと呼ばれる平らな表面を備えているため、はかり、プラットフォーム、コンベアシステムでの使用に最適です。シングルポイントロードセルは、プラットフォーム上の1点に加わる力や重量に反応するように設計されており、数グラムから数トンまでの荷重を測定できます。一般的に、食品・飲料業界、製薬、化学業界、ロジスティクスで使用されています。 

シングルポイントロードセルは、ロードセルに加えられた重量や力を信号に変換します。シングルポイントロードセルに荷重がかかると抵抗値が変化し、それにより出力電圧が変化する仕組みになっています。シングルポイントロードセルは、小型または中型のスケールに単独で使用します。メトラー・トレドが提供するシングルポイントロードセルには、アルミニウム、スチール、ステンレス鋼製の各種があります。一部のモデルは、低ひょう量のシングルポイントロードセルとして機能し、小規模のベンチスケールや小売用スケールに単独で使用できます。高感度なロードセルセンサを搭載した薄型設計でありながら、性能に妥協せずにコストを節約できます。その他のオプションには、より大きなひょう量のニーズに適した製品もあり、プラットフォームサイズの大きいベンチスケールやフロアスケールに単独で使用できます。

メトラー・トレドのロードセルは、食品、製薬、化学などのさまざまな業界で使用されています。OEM機械メーカー、システムインテグレーター、エンドユーザーの用途や環境のニーズに合わせて、さまざまなひょう量や仕様を揃えています。熱、衝撃、振動に対応するためのベースプレート、荷重導入ハードウェア、絶縁装置など、ロードセル用の幅広いアクセサリが用意されています。

シングルポイントロードセルにはどのようなタイプがありますか?

メトラー・トレドは、3 kgから300 tのひょう量に及ぶ幅広いロードセルを提供しています。ロードセルには、アルミニウム製、メッキスチール製、電解研磨済みのステンレス鋼製があります。OIML C3/C6/C10を含むOIML R60ならびにNIST HB44、NTEP 5000d III S/M、10000d III M、10000 III L Mに準じた、さまざまな商取引適合の精確さの等級が取り揃えられています。シングルポイントロードセルは危険場所での使用にも対応し、ATEX、FM(Factory Mutual)、cFM(カナダ)、IECEx、NEPSIの認証を取得しています。これらのロードセルは、IP67、IP68、さらにIP69Kに及ぶ保護等級を満たしています。 

多目的シングルポイントロードセルとは何ですか?

多目的シングルポイントロードセルは、スケールの設計や小型構造物の変換のための高精度なシングルポイントひずみゲージロードセルです。たとえば、SLP845とSSHシングルポイントロードセルはステンレス鋼製で、レーザー溶接で密閉された構造を持ち、簡単に組み込めるようにネジ付き取り付け穴があります。ロードセルはIP68/IP69Kの保護等級を備え、防水防塵性能を発揮します。このロードセルは、支持構造や計量用の天板やレシーバにすばやく取り付けることができます。これにより、新規または既存の計量システムにロードセルを非常に容易に組み込むことができます。  必要なロードセルの数がスケール1台あたり1つだけのため、和算箱は不要です。このため、小型のプラットフォーム/タンクスケールを非常に容易に作成することができます。

アルミニウム製シングルポイントロードセルとは何ですか?

アルミニウム製シングルポイントロードセルは、小売り/産業用ベンチスケール、梱包/加工装置、また小型のタンク/ホッパースケールに適しています。不動態化アルミニウムは、多くの乾燥した産業アプリケーションに優れた耐腐食性を提供します。電気回路はIP67保護等級に従って樹脂充填され、埃や湿度から保護されています。薄型設計とシンプルなインターフェイスによって、統合が容易になります。幅広いひょう量範囲に対応することで、多様なアプリケーションで使用できます。スケールあたり1つのロードセルだけを使用するため、和算箱は不要です。

高容量シングルポイントロードセルとは何ですか?

高容量シングルポイントロードセルは、標準的なシングルポイントロードセルに比べて大きな重量または荷重を測定できるセンサです。数百キログラムから数トンまでの重量物を高精度に測定できるように設計されています。これらのロードセルは一般的に、重い荷重の計量やモニタリングが必要な、材料処理システム、製造プロセス、車両スケールなどの産業用途で使用されます。

高容量シングルポイントロードセルは、ステンレス鋼などの耐久性のある素材で構成されており、重い荷重の計量や過酷な環境に耐える堅牢な設計を特長としています。また、高い精度、繰返し性、安定性を備えており、要求の厳しい産業アプリケーションにおける使用での信頼性が高まります。 

シングルポイントロードセルを使用するメリットは何ですか?

メトラー・トレドのシングルポイントロードセルを使用することで、基本計量、充填、分注バッチ処理、仕分け、チェックウエイト用に、計量技術をあらゆる機器にすばやく安全に組み込むことができます。シングルポイントロードセルの使用には、いくつかの利点があります。

  1. 精確さ: シングルポイントロードセルは高い精度と繰返し性を備えており、高精度の測定が必要なアプリケーションに最適です。

  2. コスト効率: シングルポイントロードセルは、一般的に他のタイプのロードセルに比べて安価なため、重量や応力の測定が必要なアプリケーションに適した費用対効果の高いソリューションです。

  3. 容易な設置: シングルポイントロードセルは設置が簡単で、メンテナンスも必要最小限で済むので、産業用アプリケーションに広く採用されています。 

  4. 耐久性: シングルポイントロードセルは、過酷な環境や重い荷重に耐えるように設計されているため、産業アプリケーション向けに信頼性と耐久性に優れた選択肢となります。

  5. 多機能性: シングルポイントロードセルは、はかり、コンベアシステム、梱包装置など、さまざまな産業/商業アプリケーションで使用できます。

ニーズに適したシングルポイントロードセルを選択する方法は?

最適なシングルポイントロードセルを選択するには、次のようないくつかの要素を考慮する必要があります。

  1. ひょう量: ロードセルで測定する必要がある最大の重量または応力を判断します。計量する最大の荷重よりもわずかに大きいひょう量のロードセルを選択することで、精度と信頼性を確保します。

  2. 感度: ロードセルの感度を考慮します。ロードセルの感度が高いほど、より高精度な測定が可能になります。

  3. 精度: 高い精度と繰返し性を備えたロードセルを検討することで、信頼性と一貫性をともなう測定を実現します。

  4. 環境: ロードセルが晒される温度、湿度、化学薬品への暴露などの環境要因を考慮します。このような条件に耐えられるロードセルを選択します。

  5. サイズと形状: アプリケーションに適したサイズと形状を持つロードセルを選択します。例えば、ロードセルを小規模なアプリケーションで使用する場合は、より小さなロードセルを選択します。

  6. 取り付け: ロードセルに必要な取り付けのタイプについて検討します。独自のアプリケーションに適合する取り付けオプションを持つロードセルを選択します。

まとめると、重要なのはアプリケーション固有の要件を満たすロードセルを選択することです。ニーズに適したロードセルを選択できるように、ロードセルサプライヤーまたはメーカーに相談することをお勧めします。

シングルポイントロードセルのメンテナンス方法は?

シングルポイントロードセルを適切にメンテナンスすることで、高精度で信頼性の高い測定を確保できます。ロードセルをメンテナンスするためのヒントとコツをご紹介します。

  1. ロードセルを清潔に保つ: ロードセルを柔らかい乾いた布で定期的に清掃し、汚れや粉塵を取り除きます。

  2. 取り付け金具の確認: 取り付け金具に摩耗や損傷の兆候がないか点検し、接続部に緩みがあれば締め付けます。

  3. 湿気からの保護: ロードセルが水分や湿気から保護されていることを確認します。水分や湿気はロードセルの損傷を引き起こし、測定に影響を与える可能性があります。

  4. 定期的な校正: ロードセルを定期的に校正し、高精度で一貫性のある測定を確保します。

  5. 過負荷の回避: 恒久的な損傷の原因となる定格ひょう量を超える過負荷を、ロードセルにかけないようにします。

  6. メーカーのガイドラインの遵守: 最適な性能を確保するために、ロードセルの設置、メンテナンス、使用についてメーカーのガイドラインを遵守します。

  7. 専門家によるロードセルの点検: 専門技術者にロードセルの定期的な点検を依頼することで、潜在的な問題を検出します。

これらのヒントに従ってメンテナンスを行うことで、シングルポイントロードセルの寿命を延ばし、精度と信頼性の高い測定を行うことができます。

シングルポイントロードセルはどのように校正しますか?

メトラー・トレドのシングルポイントロードセルは、分銅を使用しない校正メソッド、CalFreeとCalFree Plusをサポートしており、ボタンをタッチするだけでスケールを校正できます。

シングルポイントロードセルにはどのような取り付けオプションがありますか?

シングルポイントロードセルは、アプリケーションやロードセルの設計に応じて各種の方法で取り付けることができます。シングルポイントロードセルの一般的な取り付けオプションには次があります。

  1. 圧縮型取り付け: シングルポイントロードセルの最も一般的な取り付けオプションです。この方法では、ロードセルをプラットフォームの下に取り付けます。そして重量または応力がプラットフォームに加わります。ロードセルはこの応力を測定し電気信号に変換します。

  2. 引張型取り付け: 引張型取り付けでは、ロードセルをプラットフォームの上に取り付けます。そして重力または応力がロードセルの上面に加わります。ロードセルはこの応力を測定し電気信号に変換します。

  3. ロッドエンド型取り付け: この方法では、ロードセルをロッドまたはバーの端に取り付けます。そして重量または応力がロッドまたはバーに加わります。ロードセルはこの応力を測定し電気信号に変換します。

  4. ベースプレート取り付け: この方法は、ロードセルをベースプレートまたは支持構造に直接取り付ける必要があるアプリケーションで使用します。

  5. 平面取り付け: この方法では、ロードセルをプラットフォーム内に直接取り付けるので、低床型の設置が可能になります。

  6. スルーホール取り付け: この方法では、ロードセルをプラットフォームの穴を通して取り付けます。重量または応力が、穴を通して加わります。

取り付けオプションの選択は、特定のアプリケーションやロードセルの設計に応じて異なります。重要なのは、使用するロードセルに適合し、精度と信頼性の高い測定が可能になる取り付けオプションを選択することです。