スケールデザイン＆法定軸重計

多くの企業では取引の際に、法定トラックスケールを使用しています。その他の企業では、各地の道路の重量規制に適合するために、軸重の計量を行っています。適切なソリューションでは、この2つの異なる計量を一つのシステムで同時に行うことです。

計量ブリッジを購入すれば、軸重をチェックできます。しかし、一般に販売されている車両スケールのすべてが、法定計量の要件を満たしているわけではありません。メトラー・トレドでは，法的要件を満たし個々の軸重も計測できるスケールを提供しています。このデザインの異なる2つのスケールの機能の違いについて理解することは極めて重要です。

取引に必要な正確な重量を計量するには、
トラックの車両全体がスケールに載る、大型のトラックスケールが必要となります。

車軸スケール

軸重計は車両の一部をスケールに載せて、個々の車軸または各部ごとの軸重を計測します。この方法で計測した各部の軸重を合計しても、車両重量と同じにはないことに留意することが必要です。このやり方で、車両重量の推定値を算出する企業もありますが、あまりにも多くの不確定要素があり、決して確実な方法とは言えません。そのため、軸重計では法定計量用の重量を得ることはできません。

軸重計として設計されたトラックスケールは、
法定計量用として使用することはできません。

多軸ウェイブリッジ

モジュラー型マルチ軸重計量ブリッジなら、取引証明用スケール、および軸重計として使用可能で、2つのニーズに同時に応えることができます。複数のセクションで構成されているこの計量ブリッジでは、スケールの積載部の一つにトラック全体が載る設計となっています。メトラー・トレドのモジュラー型マルチ軸重計量ブリッジは、一回の計量で、個々の軸重と車両総重量の両方の数値を得ることができます。多くの企業でこのスケールの汎用性が評価され、その高い柔軟性から、将来的な要件に対応するために導入を検討する企業が増えています。