雇用主には、以下に示すような「階層的な管理」に従うことにより、曝露のリスクを最小限に抑える責任があります。
研究室の安全性、特に有毒物質や危険物質を取り扱う場合の安全性は、多くの業界の安全衛生部門にとってますます重要になりつつあり、その分野は化学、製薬、バイオテクノロジー、委託研究、製造企業など広範に及びます。 しかし、あらゆる業界の研究室は、安全性への正しいアプローチや測定機器を慎重に検討する必要があり、それらを利用して、日常的に有毒物質または危険物質の処理や測定作業を担うオペレーターを保護することが求められます。
このアプリケーションノートでは、メトラー・トレドのXPR自動天びんを粉体や液体の自動分注に使用することにより、研究室で有毒または危険な化合物を取り扱う際の曝露リスクを大幅に低減し、安全性のメリットを得る方法について説明します。
自動分注の主な利点
- 密閉されたシステム内で、密閉された容器から物質を直接分注。これにより、空気中のコンタミネーションリスクが軽減されます。
- スパチュラで物質を繰り返し扱うことをなくし、ユーザーへの曝露を最小限に抑制
- こぼれリスクの低減
- 天びん扉を繰り返し開閉したり一次容器から二次容器に化合物を移したりする必要をなくし、ユーザーの手動操作を削減
- 密閉容器内での物質の安全な保管
- 清掃時間の短縮
上記はいずれも、曝露とコンタミネーションのリスクを減らすために役立ち、オペレーターの安全性を大幅に向上させます。