ガラス膜にサンプルが残っていると、反応が遅くなり、再現性が低くなることにより、データが正しく取れなくなります。
常に正確な測定結果を得るためには、定期的なpH電極の正しい洗浄は不可欠です。
もっとも簡単な洗浄方法は、0.1M程度のHCl(希塩酸)での洗浄です。
希塩酸に30分から一晩、pH電極を浸します。これにより、電極が洗浄されます。その後、3M KClに10分以上浸け、ガラス膜を安定させます。
その後、校正を行ってから、ご使用ください。
また、特殊な汚れには、対応する洗浄液を販売しております。
たんぱく質を含む汚れには、ペプシン/HCl洗浄液(51350100)
硫化物を含むサンプルの汚れには、チオ尿素、液絡部洗浄液(51350102)
をご利用ください。
メトラー・トレドでは、皆様の測定に役立つツールを準備しております。
正しい測定結果を得るために、是非ご利用くださいませ。
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