高精度の計量モジュールには、操作中のクロスコンタミネーションを防ぎ製品切り替え前に衛生状態を維持しやすいように、独自の機能が装備されています。超小型の計量モジュールは、錠剤試験装置と自動サンプル調製に使用されます。
錠剤製造機メーカーの1社は、小ロットサイズと頻繁な製品切り替えに最適化された新しいマシンを開発しました。経済的な少量生産を可能にするには、フォーマット交換と洗浄のプロセスを迅速に行う必要がありました。この新しい錠剤製造機と関連する試験装置には、一貫した安全な調剤を確実に行うために、錠剤用の重量制御メカニズムを統合する必要がありました。
サイズと設計による差異
この試験装置には、その防塵防水構造が評価されてメトラー・トレドの超小型WMC計量モジュールが選ばれました。この重要な特長と乾燥を加速するエアパージの採用により、WMCは、影響を受けやすい試験用途での頻繁な製品切り替えに最適なモジュールとして選ばれています。
エアフローの常用による防塵
計量皿の下でエアフローを常用することで、計量モジュール内部への粉塵の侵入を防ぎます。また計量皿の近くに埃が堆積し、橋状を形成して計量に影響を与えるのを防ぎます。
防塵防水構造IP56のシーリングにより洗浄水でのウォッシュダウンから保護
膨張式のベローズにより計量モジュールをシーリングして一時的に防塵防水構造IP56を実現することで、洗浄水でのウォッシュダウンを可能にします。ベローズは製薬業界で使われるFDA準拠の素材から作られています。
ウォッシュダウン後の速乾用パージエア
一時的にパージエアが流れ、洗浄水での清掃後の乾燥を加速します。これにより、ウォッシュダウン処理後に水分が残り計量モジュールに埃が付着するのを防ぐことができます。
WMCのひょう量は20グラム(最小表示0.01ミリグラム)です。この優れた最小表示とウォッシュダウン対応の防塵防水構造IP56を備えたWMC計量モジュールは、最も影響を受けやすい製造用途に理想的なモジュールです。