充填/分注プロセスの自動的な最適化

 PLC で行う充填と分注のプロセス最適化は時間がかかり、最良の結果を得られないこともあります。自動学習型計量指示計は、充填バルブを制御し、カットオフポイントを最適化して、速度と精度を絶えず向上します。


 

Filling and Dosing
Filling and Dosing

手動による充填、分注、混合プロセスは、非効率的な作業になること場合があります。一方、自動プログラマブル・ロジック・コントローラ(PLC)では予算を大幅に超え、必要な性能を提供できないことがあります。

充填/分注プロセスの自動的な最適化
Filling and Dosing

専用の充填ソフトウェアを備えたIND570fill計量指示計には、充填バルブの直接制御のための高度な充填アルゴリズムおよびデジタル入出力が搭載されています。IND570fillから直接この繊細な充填プロセスを制御し、プロセスの速度と品質を向上することが可能になります。また小型PLCの代替え、または大規模なシステムの補足として使用することも可能です。


PLCを使用しない高度なプロセス制御

IND570fill計量指示計では、1種類または2種類の速度による供給制御を使用することで1つの材料の充填、または最大6つの材料の混合が可能です。この2種類の速度設定により、素早く正確に材料の移動をすることが可能になります。

供給サイクル(充填、混合)および排出サイクル(放出、分注)を簡単に組み合わせることができ、幅広い制御ソリューションを作り出すことができます。サイクルをループ化することで連続プロセスを実装し、ミキサー、振動器、コンベヤなどの補助装置をプロセスに組み込むことができます。このようなカスタマイズされたサイクルをIND570fillの標準ソフトウェア内で容易に設定できるため、特殊なプログラミングは不要です。

最適化されたプロセス品質と効率性

この指示計の学習モードにより、新しい材料の設定が容易に、そしてすばやくなりました。+/-の公差値で新しい目標値をプログラムすることで、IND570fillに搭載されたアルゴリズムによって最初の実行時に、微調整された理想的な供給/排出値を自動的に計算します。

自動排出調整機能は、すべての供給装置がオフになった後もプロセス内に残っている材料の量に影響を与える環境変化を考慮し測定結果を絶えず向上します。供給/排出サイクルの統計情報の統合により、サイクル時間を短縮し、廃棄を削減し、マージンを向上するシステム調整の特定に役立つデータが提供されます。

IND570fillは、Zone 2/22またはDivision 2に分類される非危険場所と危険場所の材料移動アプリケーションに最適なソリューションです。IND570fillの機能は設置環境に関わらず、常に安定し多高精度の制御を提供します。オプションのソリッドステートI/Oにより、危険場所に設置された材料供給装置を直接制御することができます。

充填/分注プロセスの自動的な最適化
Filling and Dosing