PowerMount™ はロードセルのパフォーマンスを絶え間なくモニタリングするので、矛盾や不具合を、それが生産性に影響を与える前に警告できます。ユーザーは、不完全なバッチ処理や大量の作業のやり直し、さらにはそれに伴う廃棄コストを排除して、プロセスを制御できます。
複雑なアナログのロードセル計量システムは、多くの重要な工業用計量を扱いますが、頑丈であり、繊細でもあります。精度はシステムの設置、正しいコンポーネントの接続、基本システムの校正によって異なります。
エラーの警告
モニタリングが連続して行われないと、ロードセルの過負荷、モジュール間の通信不良、4隅エラー、温度エラーなどに長期間誰も気がつかない場合があります。その結果、仕様外バッチや低品質の製品が製造されてしまいます。コスト面でも、企業の評判にとっても大きな損害となります。
PowerMountTM デジタル計量モジュールは予測診断が可能で、ロードセルの偏差を直ちに検出できます。PowerMountTM はロードセルの信号を途切れることなく読み取って、適切な機能性を確認します。オペレータには、設定により、email、携帯メール、またはログファイルへの記録で警告します。これにより、低品質や、無駄を避けられます。
環境の影響に対する調整
メトラー・トレドの PowerMountTM 計量モジュールは POWERCELL® ロードセルを備えています。この最先端のロードセルはマイクロプロセッサを搭載しており、計量信号を調整して環境の変化に対応します。これにより、気温変化、直線性、ヒステリシス、クリープなどに関わらず、正確な計量が可能です。
PowerMountTM では自動化された CalFree™ Plus により校正も簡単に行えます。このため、テスト用分銅がない場合やテスト用分銅の使用が困難な場合でも校正を行うことができます。
エラー原因の排除
POWERCELL®により、ロードセルはデイジーチェーンネットワークに接続されます。これにより、計量システムの不良の原因として知られる和算箱が不要になります。システム全体の設計が、ロードセルやケーブルの交換をサポートするので、労力のかかる再校正を行う必要がなく、時間と労働力の大幅な節約になります。
ア ナログの計量モジュールシステムを PowerMountTM にアップグレードすることをご検討ください。最大 OIML 6,000e および NTEP 10,000d という優れた精度は、さまざまな計量ニーズに適合するはずです。アップグレードすると、予測診断、容易なシステムメンテナンス、スムーズ な計量プロセス、製品品質の向上といったさまざまなメリットが得られます。