手動および半自動融点装置は、様々な理由で自動融点測定装置に置き換えられつつあります。自動融点測定装置への置き換えは、ラボの作業効率の改善に大きな影響をもたらします。
このホワイトペーパーでは、以下の装置のメリットとデメリットについて説明します。
- 手動融点測定装置
- 半自動融点測定装置
- 自動融点測定装置
手動融点測定:
手動融点測定では、循環式液槽や直接加熱(直火)を使用して、キャピラリーがセットされた容器を加熱します。手作業による測定では、オペレーターは温度計で温度をモニターし、融点に達したかどうか目視で判断します。
半自動融点測定:
半自動融点測定装置は、どの程度自動化できるか装置によって異なります。手動融点測定装置と比べて、より正確な温度測定、昇温速度の指定、堅牢性、キャピラリーの可視化など、いくつかのメリットがあります。ですが、検出システムは手動の判定と同様、目視に依存しています。
自動融点測定:
全自動融点測定装置には自動検出システムが備わっており、測定の際には、透過率曲線やビデオ/画像分析を利用することができます。オペレーターはサンプルを充填したキャピラリーを加熱炉にセットし、測定を開始するだけで完了します。オペレーターによる測定のバラツキを最小限に抑え、測定精度/効率を大幅に向上させます。