Snapdragon Chemistry, Inc.のEric Fang氏が、創薬を加速、効率化し、連続フローケミストリーのプロセスを迅速に最適化する方法について解説します。連続フローケミストリーを創薬とその開発に、早期に導入することで、最高の価値をもたらすことができます。またEric Fang氏は、連続フローケミストリーが本質的に安全である理由についても説明します。すでに500名を超える研究者が視聴したこのプレゼンテーションを是非ご覧ください。
連続生産技術であるいわゆるフローケミストリーは、高精度な制御、豊富なデータをともない、複雑な分子の製造に対し、堅牢な生産ルートの開発に貢献します。さらにこの技術を活用することで、低コストな生産プラントを実現し、技術移管が大幅にシンプルになります。連続フロー生産のメリットを具体化するには、化学、化学工学、分析に関する専門知識が必要になります。連続生産の適切なスケールダウンモデルを開発しようとすると、連続生産プロセスの効率的な開発がさらに複雑になります。各種のプロセス分析技術(PAT)を、製薬業界とファインケミカル業界向け連続プロセスのラボスケールでの設計開発に適用する際の実用性について解説します。連続フローケミストリーのプロセス開発における課題とそのソリューションを中心とするケーススタディが示されます。
連続フローケミストリーは、以下に示すような危険性を有す合成反応に使用されます。
講師
Eric Fang氏は、中国上海の復旦大学で理学士を取得した後、カナダのウォータールー大学で無機化学分野の科学修士号、トロント大学で有機化学分野の博士号をMark Lautens教授の下で修めました。さらにハーバード大学のEric Jacobsen教授の下でNSERCポストドクとして学術的な研鑽を積み、その後Amgenに入社、マサチューセッツ州ケンブリッジの施設にプロセス化学者として従事し、そこで複数の臨床候補のプロセスを開発しました。Eric Fang氏は、Amgenの小分子連続生産テクノロジーへの取り組みを主導しました。Amgenに7年ほど従事した後、Eric Fang氏はSnapdragon Chemistry, Inc.に入社、現在 Director of Chemistryの役職を務めています。