手動のスタンドアローン型の調合プロセスから自動のバッチ処理まで、やり直しと品質に対するクレームを削減すると同時に、ワークフローを最適化し、安全性を保証するさまざまなソリューションを用意しています。
このガイドブックでは、以下のワークフローについて説明します。
- 手動のスタンドアローン型
- 高度な手動型
- 分注
- 自動バッチ処理
概要に関するビデオをご覧になり、ガイドブックをダウンロードしてください。
革新的な調合は、研究室のノウハウとハードワークに基づいた、広範なR&D活動の成果です。製造での正確で、再現性のある、エラーのない調合プロセスだけが、製品の望ましい特性とパフォーマンスを達成し、顧客からの苦情を回避するのに役立ちます。 調合の複雑さやバッチサイズによって、御社のプロセスワークフローに最適な調合ソリューションは異なります。
御社のワークフローを改善するための一連の調合ソリューションを取り揃えております。
シンプルな調合
繰返し性の高い調合プロセスは正確な計量から始まります。許容範囲内かどうか計量値を示す棒グラフやカラーディスプレイで視覚的に確認できる計量表示器を使用することで、今まで紙の書類ベースで行っていた簡単な操作も、より正確に行えます。 さらにプリンタを接続すれば、材料の実際の量を記録し、文書化してトレーサビリティを確保することが可能になります。
指示計ベースのレシピ管理
レシピ管理機能を内蔵したはかり用指示計は、コンパクトなパッケージでありながら、より高いレベルのプロセス制御を実現します。 原材料、ロット番号、オペレーターメッセージなどを保存し、簡単に呼び出すことができます。また、バーコードリーダーを接続すればプロセスステップを確認でき、操作が快適で安全な製造が可能になります。
調合ソフトウェアソリューション
製造に必要な分注作業が手動、自動、半自動のいずれであっても、集中型の調合システムにより作業環境へ柔軟に順応し、厳密なプロセス管理を実現できます。 設定可能なソフトウェアや操作しやすいワークステーションで計量プロセスを最適化することで、エラーを排除し、使用を効率化し、材料の無駄を削減できます。 S88のような工業規格の導入、ERPシステムへの統合化、規制環境でのバリデーションサポートなどにより、完全性が高く堅牢なソリューションが実現します。
Form+によってお客様の調合ワークフローをどのように合理化し、改善できるのかをご確認ください。
一貫した製品品質を保証
Form+は、レシピ管理と材料分注プロセスを適切に制御することができます。これにより各バッチの正確性と効率を確保できます。 オペレーターのエラーや材料の無駄がなくなる結果、収益性が高まり、製造の予測が可能になります。
あらゆる産業向けのTrack & Trace
Form+のすべてのアクションを自動的に記録し、計量プロセスの完全な透明性を提供することで、バッチエビデンスレポートが自動化されます。 品質チェックが計量ステーションで直接実行され、完全なTrack & Traceのために電子的に文書化されます。
シンプルで簡単な操作性のオペレーターインターフェイス
複雑な製造プロセスを分割してシンプルで直感的なオペレーター向け操作ガイダンスが作成されます。 各プロセスが簡単でわかりやすく画面に表示されます。 品質チェックとはかりの自動選定が実行されるため、オペレーターのエラーを確実に回避できます。 Form+は、複雑なERPシステムやMESシステムのトレーニングが不要で、初めて使用するオペレーターでも数分で完璧なバッチを完成できます。
拡張性がある柔軟な構造
Form+は、IT業界の標準技術を使用し、拡張性のある設計を実現しています。 すべてのシステムデータは中央データベースに保存されます。
オペレーターのエラーを回避するには?
調合におけるオペレーターのエラーは、台はかりICSシリーズ、調合ソフトウェアソリューションForm+、スマートな計量指示計IND570fill、プリンタ、バーコードリーダーなどのソリューションに投資することで回避できます。
オペレーターのエラーをどのように防げますか?
デジタル台はかりICS689に搭載されている調合アプリケーションを使用することでオペレーターエラーを大幅に回避できます。 手動の調合プロセスのスピードアップを実現します。このソフトウェアではレシピを通じてガイドが表示され、トレーサブルなレシピ計量が可能になります。しかも高額なネットワークインフラストラクチャは必要ありません。
手動の調合はどのように改善できますか?
調合ソリューションは手動の調合プロセスを最適化し、制御するように設計されています。オペレーターに明確なガイダンスを提供するので、レシピ計量と調合プロセスに透明性、トレーサビリティ、効率性がもたらされます。
バッチ処理や分注でどのように品質を確保できますか?
用途に合う適切なバッチ制御システムの選択は重要な作業で、製品品質や稼働速度だけでなく、最終的な収益にも影響を与えます。このチェックリストには、バッチ処理が最初から適切に設定されるように、考慮すべき事柄の概要が示されています。
自動ブレンドでどのように正確性や品質を確保できますか?
自動バッチ処理による正確性と品質は、IND780batch高性能計量指示計によって確保できます。 これには自動バッチ充填や分注プロセスを最適化するための、個別のI/Oオプションのアルゴリズムが備えられています。 カスタムアプリケーション用にプログラム可能で、複数のインターフェイスによりMESまたはERPシステムにデータを簡単に転送できます。
自動バッチ処理によりどのように調合プロセスを改善できますか?
自動バッチ処理ソリューションは、Powermountなどのソリューションを使用してバッチ調合プロセスを最適化し、制御するように設計されています。 PowerMount™システムはロードセルの性能を常時モニタリングし、深刻な問題が発生する前に警告を発行します。このシステムにより計量プロセスの管理が可能になり、不良バッチや問題解決にかかる莫大な費用の発生を回避することができます。
調合プロセスで使用する計量機器が最新の安全基準を遵守していることをどのように確認できますか?
メトラー・トレドのソリューションは、機能性を損なうことなく、安全基準を満たすために役立ちます。 また、当社の危険場所向けガイドラインを読むと、すべての従業員に関連基準を簡単に通達する方法を容易に理解できます。 メトラー・トレドの工場でトレーニングを受けた経験豊富なサービススペシャリストが、危険場所で計量機器の安全な設置/検査/メンテナンス/校正/修理が実施されているかを確認します。
使用している機器が正しく校正されていることをどのように確認できますか?
定期的にスケジュールされたはかりの校正と、頻繁な日常点検を組み合わせることで、はかりの正確性が保たれる期間が大幅に延長され、調合プロセスの最適な操作が保証されます。 校正によって産業用計量機器の性能が決まります。定期的なはかりの校正と調整を実施することで、MiraCalの包括的な監査対応の証明書による規制遵守が容易になります。当社の校正サービスは、規制遵守、コスト節減、高品質の達成に役立ちます。