「海上における人命の安全のための国際条約(SOLAS)」は、国連の海洋専門機関である国際海事機関(IMO)による国際的な海事安全条約です。この条約は、すべての海洋船舶を含む海上の生命の安全を対象にします。IMOは2015年に、海上運送される全コンテナの重量検証に関するガイドラインを発行しました。
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改正SOLAS条約が2016年7月1日から施行されます。SOLASへの準備はお済みですか。新しいガイドブックでは、改正SOLAS条約についての主要な要件について解説しています。
このガイドブックは、計量業務に関連する方々はもちろん、計量や測定について初心者の方々も対象にしています。また、関連業務に最適なオプションの選定ガイドとしても役立ちます。
「海上における人命の安全のための国際条約(SOLAS)」は、国連の海洋専門機関である国際海事機関(IMO)による国際的な海事安全条約です。この条約は、すべての海洋船舶を含む海上の生命の安全を対象にします。IMOは2015年に、海上運送される全コンテナの重量検証に関するガイドラインを発行しました。
荷物重量の申告は以前から必要であった一方、荷物重量の検証は必要がなく、虚偽の重量提示によって積載過多や偏りによる船舶運航に危険や事故をもたらす原因となっていました。そのため新規制では検証された計量機器による総重量の事前提示が義務付けられます。
Image Credit: Guest writer. Cargo Ship Spills Oil on New Zealand Reef. 2011. aquanerd.com. Blog. October 13, 2011.
船荷証券(B/L)に荷主として記載されている対象者が、検証済みの総重量を提出する最終的な責任者になります。その対象者とは、出荷元の荷送人、または非船舶運航業者(NVOCC)、または運送人の場合があります。ロジスティクスチェーンに属する会社が荷送人を宣言すれば、その会社が実質的な責任者になります。
基本的に、各国の海事機関の責任において2016年7月1日から執行されます。米国では、米国沿岸警備隊がその執行責任を担います。
規制の執行自体は7月1日から始まりますが、コンテナによっては早ければ5月中に最初の港から出港し、7月1日以降に接岸して船荷が積み替えられる場合もあるため、5月までに設備やサービス対応策が取られていることが理想でした。
規制に従わず書類に不備がある場合は、規則に従って船舶へのコンテナ積載は行われません。その責任は、貨物ターミナルと荷送人の双方に問われることになります。
2つの方法が可能です。1つ目は、コンテナ、内容物、梱包の全体を計量する方法で、2つ目は、内容物を個別に計量し梱包材とコンテナ自重を加えて申告する総重量を計算する方法です。
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サプライチェーンのどの段階に従事しているかを問わず、新しい規制の影響を受けることが考えられます。従事する業種別の検討項目には次があります。
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