簡単な操作性
メトラー・トレドのエントリレベルEasyPlusシリーズのEasy Pro滴定装置は、1台のコンパクトな機器でこれら3つの測定項目をすべて分析できます。 過酸化物と酸の測定（酸価と遊離脂肪酸の両方の測定）には、2つの異なる滴定化学（それぞれ酸/塩基と酸化還元）が必要ですが、組み込みのiTitrate™ソフトウェアにより、ビュレットとセンサの交換を迅速かつ容易に行えます。それぞれのアプリケーションに対して特別なトレーニングは必要ありません。
中国のある省にある検査ステーションのネットワークでは、最近、国内メーカーの自動滴定装置を比較した後、50台のEasy Pro機器を購入しました。 Easy Proは食用油の3測定項目をすべて実行できるだけでなく、設置や操作が最も簡単で、自動滴定に不慣れなラボの技術者が必要とするトレーニングも比較的少なく済みます。 穀物検査ステーションは、省全体で単一のトレーニングプログラムを使用して、ソリューションを一様に実装することができ、新しく定義された国家食品安全基準の枠組みにすばやく、効率的に準拠することができました。
開発途上国の主な焦点と投資領域は、輸入の小麦、米、トウモロコシへの依存を削減することです。 小さな国では農業生産が国内のニーズを満たすのに十分かどうかが懸念事項であるのに対して、大国では、品質の問題と、最初の収穫から栄養要件を満たすことに苦労しているかもしれません。
中国では最近、農業の機械化を加速し、穀物の品質を向上させるために、複数年にわたるキャンペーンを開始しました。 2015～2016年に国家食品安全基準が見直され、食用油の検査に関する新しいガイドラインが追加されました。 評価項目には、酸価、遊離脂肪酸、過酸化物価が含まれています。結果は、オイルの不純物、精製不良、または時間経過に伴う酸化または酸敗化による品質の低下を示すことができます。 メトラー・トレドのEasyPlus™滴定装置は、国産の穀物と食用油に対する中国の厳格な新しい検査要件を満たすため、1つで3役のソリューションを提供します。
再現可能な結果
改訂されたGB 5009.227と5009.229国家食品安全基準では、酸価と過酸化物価を測定するために自動電位差滴定手法を指定することで、食用油検査のスピードと一貫性を大幅に改善することが見込まれます。
基準では、依然としてオペレーターに依存する従来の手動滴定も認められていますが、この手法は色の変化による測定の終点を視覚的に判断することが難しいため、時間がかかり、エラーが起こりやすく、範囲が限られます。 電気化学センサを使用する自動滴定では、最も広範な食品（野菜、動物油、油糧種子、小麦とナッツ、ペストリー、ビスケット、炒麺など）で、より正確かつ再現可能な結果が得られます。
