アプリケーションメソッド

パーム油の上昇融点

アプリケーションメソッド

ISO 6321に従ってパーム油の上昇融点を確認するためのメソッドの詳細

パーム油の融点
パーム油の融点

パーム油の上昇融点の重要性

天然の再生可能な原料であるパーム油の誘導体は、食品、洗浄剤、化粧品などの商品市場で広く使用されています。 これらの製品は食品や医薬品の規制を満たす必要があるため、製品の品質管理手順は十分に確立されています。 上昇融点はパーム油の特性評価に役立ち、輸入・輸出、製造の標準化までさまざまな管理に応用されています。

上昇融点測定の原理

上昇融点(SMP)はオープンチューブまたはオープンキャピラリ融点とも呼ばれます。 上昇融点は、静水圧の下、油脂がチューブ内で浮き上がる温度です。 上昇融点を測定するには、固化したパーム油が入った内部キャピラリを、水が充填された上昇融点外部キャピラリに挿入します。この外部キャピラリは、温度管理された恒温槽としての働きをします。 上昇融点は、静水圧の下、油脂がチューブ内で浮き上がる温度です。

このアプリケーションノートでは、メトラー・トレドの融点測定システムMP55/MP80を使用し、ISO 6321に従ってパーム油の上昇融点を測定する方法について説明します。