ホワイトペーパー

コンプライアンス&計量システム(英語版)

ホワイトペーパー

廃棄物処理産業における課題

重量に基づく料金を顧客に請求する場合、正確な請求のためには正確なスケールが不可欠です。どのような廃棄物処理施設でも、業務の収益性を管理する上でトラックの計量が重要です。メトラー・トレドでは、埋め立て式ごみ処理施設や中継ごみ処理施設のような、固形廃棄物を取り扱う施設のニーズに対応する正確で信頼できる計量ソリューションを提供しています。


計量のニーズは自治体ごとに異なります。最も単純な手法では、すべての廃棄物が直接埋め立て地に持ち込まれます。複雑な手法になると、廃棄物が数種類の処理施設を経由して処理されます。たとえば、家庭廃棄物と商業廃棄物は中継処理施設へ運ばれ、そこでリサイクル施設、焼却施設、埋め立て地に適切な資材を運搬できるように分別されます。これらの各施設では、資材の受入量と出荷量を計量します。

弊社では、廃棄物処理の各種用途向けに多彩なソリューションを用意しています。地域の各種規制を遵守しながら、ビジネスに高い効率と収益性を実現する最適なオプションを決定する際に、弊社がお役に立ちます。

詳細については、廃棄物業界でのコンプライアンスに向けたトラックの計量と装置に関する無料のホワイトペーパーをダウンロードしてご覧ください。

トラックスケール

大量の入出車をさばくために、メトラー・トレドでは、耐久性のある直交異方性(Orthotropic)設計によるトラックスケールを用意しています。トラック計量面は直交異方性(Orthotropic)のリブで支えられ、他のどのような設計による構造よりも効率的に集中荷重を分散できます。弊社では、設計の耐久性を検証するために、スケールの定格ひょう量で20年分の通過量に相当する負荷をかけることができる独自のライフサイクル試験スタンドを使用しています。

各トラックスケールは、他に類を見ない正確さと信頼性を提供するPOWERCELL® PDX®ロードセルを備えています。スケールに組み込まれた予測診断システムは、すべてのロードセルの性能を監視し、障害が発生する可能性があればそれをスケールの操作者に警告します。これにより、障害やダウンタイムが実際に発生する前に、その原因を排除できます。直交異方性(Orthotropic)ウェイブリッジの堅牢性とPOWERCELLロードセルの信頼性のコンビネーションにより、長期間にわたって障害の発生がない計量が実現します。

データ管理

トラックの計量では、データの記録に多大の時間を要することがあります。OverDrive®トラック計量ソフトウェアは、計量操作を全面的に制御することで時間と経費を節減します。このソフトウェアで計量データを迅速、正確に処理できるので、スケール上でトラックが停車する必要がありません。計量処理ごとに詳細な記録がOverDriveデータベースに保管され、この記録から、管理、請求、在庫管理、およびコンプライアンスのための豊富な情報が直ちに得られます。

OverDriveソフトウェアは、複数のスケール、信号灯、ゲート、チケットプリンタの操作を含め、トラックの入車時と出車時の計量操作をすべて実行する機能を備えています。独立したシステムとして使用できるほか、コンピュータネットワークに組み込んで使用することもできます。このソフトウェアは、トラックスケールを施設の業務運用と一体化することで、効率と収益性を引き上げます。

無人計量

効率向上の方策として、無人計量があります。無人計量ソリューションを使用すると、スケール上でトラックを停車させることなく、施設で必要とする計量情報を収集できます。運転手向け無人指示計では、運転手自身が自車の計量処理を迅速、容易に進めることができます。遠隔地に設置したスケール、24時間稼動のスケール、複数のスケールを備えた施設などで理想的なソリューションです。

フロアスケール

トラックに積載した状態で扱うことがない固形廃棄物も存在します。少量の計量では、フロアスケールが最適な計量ソリューションです。メトラー・トレドでは、長期間にわたって過酷な使用に耐え、継続的に正確な計量を実現するフロアスケールを用意しています。これらのフロアスケールは、廃棄物処理施設で頻繁に扱う大荷重に十分に耐えることができる強度を備えています。100%のエンドローディングの下で、フォークリフトの入出車のような集中荷重を扱うことができます。頑丈なフレームとバンパーで、側面負荷による損傷からロードセルを保護しています。これにより、より正確な計量とより高い信頼性が得られます。

 

関連ホワイトペーパー