自動滴定のための液体サンプル分取

このアプリケーションノートでは、液体分取を含む完全に自動化された滴定プロセスを使用して、電気めっき浴の塩化物含有量を測定します。

背景

滴定装置とサンプルチェンジャーを組み合わせることで、滴定プロセスを自動化し、スピードアップします。これらのデバイスは、滴定液の追加、終点の検出、計算の実行、サンプルの変更、およびその間の電極のすすぎを自動的に行うことができます。ただし、サンプリングは手動で行う必要があります。

このアプリケーションノートでは、液体分取を含む完全に自動化された滴定プロセスを使用して、電気めっき浴の塩化物含有量を測定します。液体サンプルをビーカーに充填し、リキッドハンドラーが液体サンプルを長いチューブに正確に引き込みます。続いて、サンプルを専用のビーカーに分注し、そこで滴定します。電極のすすぎ、ビーカー洗浄、補助試薬の添加も完全に自動化されています。

この方法では、液体サンプルがリキッドハンドラーのビュレットに入ることはありません。サンプリングチューブに残ります。したがって、汚染が少なく、サンプルごとにビュレットを洗い流す必要はありません。さらに、サンプルはInMotionオートサンプラーの専用ビーカーで滴定されるため、追加の手動滴定スタンド(分注スタンド)は必要ありません

この方法は、InMotion Proオートサンプラーと組み合わせたExcellence滴定装置を使用して開発されています。

アプリケーションノートには次の内容が含まれます。:

• 導入
• サンプル調製と手順
• 化学
• 機器とアクセサリー
• メソッドの詳細
• 結果と備考

メソッドファイル(.lmtおよび.xml)により、機器に直接インポートおよび実装できます。