Accuracy Calibration Certificate(ACC)

概要

実施: 校正
推奨: 目的適合性チェック

証明書の詳細

一部の証明書は、各国で定められた基準や規格または言語バージョンによって外観がわずかに異なります。ただし、証明書の内容は常に同じです。

 

ACC校正証明書の説明
ACC校正証明書の説明

1| グローバルな認知度: ACCは校正ガイドラインEURAMET cg-18に従って設定されており、関連する規制への最先端のコンプライアンスを保証します。

 

2 | 整備前と整備後: 校正証明書には、あらゆる調整または修理の前(整備前)と後(整備後)の評価が含まれます。調整前校正は、これまでの測定の有効性に悪影響があったかどうかを判断するために重要です。これはISO/IEC 17025で定義された要件であり、他の規格でも推奨されています。整備後校正では、メンテナンス中に行われた調整が考慮されます。さまざまな値は、機器の動作の概要と完全なトレーサビリティのために他のページにも記載されています。

 

3 | 推奨される校正頻度をご存知ですか?適切な校正頻度の定義についてサポートが必要な場合は、GWP Verificationが役立ちます。詳しくはこちらへ

 

ACC校正証明書の説明
ACC校正証明書の説明

4 | 繰返し性点検では、同じ分銅を複数回載せた場合に同じ結果が得られる機器の能力、または、これらの結果が互いにどの程度離れているかを評価します。 

 

5 | 「d」は最小表示を表し、機器が表示できる最小単位とも呼ばれます。たとえば最小表示が1 gの場合、1d = 1 g、 2d = 2 gのようになります。

 

6 | 偏置誤差は、計量器のコーナー荷重の偏差、または天秤やはかりのコーナーでの測定値が中心での測定値からのどの程度離れているかを示します。

 

7 | 表示誤差は、さまざまな測定ポイントでの表示値(「is」値)が校正用分銅の値(「should」値)からどの程度離れているかを示します。

 

8 |校正から得られる不確かさに 包含係数k を掛けて、拡張不確かさを求めます。包含係数kは、拡張不確かさが約95%の包含確率に対応するように選択します。たとえば、ここに示す表の2行目では、95%の確率で真の値が299.94~300.10 kgの間にあります(表示+/-拡張不確かさ)。
測定の拡張不確かさの記述は、校正証明書の不可欠な部分です。測定の不確かさがなければ、文書は単なる試験報告書です。

 

9 | 包含係数は、指示測定ポイントの個々のエラーに応じて異なる場合があります。さらに、繰返し性の測定が完全なものに近づくほど、不確かさに関する情報が増え、包含率kを下げることができます(2に近づく)。

 

ACC校正証明書の説明
ACC校正証明書の説明

10 | 使用中の不確かさでは、校正時の機器性能のスナップショットである校正時の不確かさと比較して、日常的な使用での実際の作業環境を考慮します。必須ではありませんが、これはAccuracy Calibration Certificates(ACC)の不可欠な部分であり、日常使用中に機器の実際の性能を確認するために不可欠です。さらに、ユーザーの計量許容誤差に対する評価基準としても機能します。

 

11 | 温度ドリフトは、据付場所における2回の校正間の推定温度範囲と機器の温度係数を考慮して定量化します。測定感度の温度ドリフトは、日常使用の測定性能に影響を与えます。 

 

12 | ケルビン(記号K)は温度のSI単位です。SIは国際単位系を表します。

 

13 | これは校正証明書の主要な結果で、機器の日常使用に適用される測定の不確かさの式(整備前と整備後)です。「R」は測定値を表し、適用した物体の質量を反映します。より具体的な例については、次の表を参照してください。

 

14 | 不確かさの式(ポイント13を参照)から導き出されたこの表は、さまざまな正味表示(適用する物体)についての測定の不確かさ例を示しています。これにより、機器が示す測定の不確かさがお客様のニーズや業界の規制を満たしているかどうかを判断できます。
これがお客様の目的に適しているかどうかを判断するためにサポートが必要ですか?GWP証明書では校正結果の目的適合性チェックを行います。

 

ACC校正証明書の説明
ACC校正証明書の説明

15 | 校正におけるトレーサビリティとは、校正結果を既知の参照標準まで追跡する能力です。

 

16 | 校正に使用した分銅の識別。

 

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