持続可能な発展は、環境、社会、そして経済的な健全性と活力を保全し、当社の長期的な事業の成功を確保する上で欠かせません。持続可能性の理念は、当社のお客様、社員、サプライヤー、関係者の方々、当社の事業基盤となるコミュニティにとっての正しい意思決定に寄与します。
関係者の皆様
当社の最新版Corporate Responsibility Reportをお届けいたします。このレポートでは、将来の世代に機会ある世界を残すことができるように会社を経営し事業を続けることへの当社のコミットメントを紹介いたします。当社は、サステナビリティへの取り組みの一環として、ESGに関する幅広いトピックに注力し続けています。
特に、GreenMTイニシアティブに対して社内の皆様が示す高い関心と意欲的な姿勢を嬉しく思います。2023年に新たに導入したパーパスステートメントは、私たちの日々の行動を当社の企業ビジョンとバリューに整合させるためのさらなる支えや励みになります。
昨年は、2025年の廃棄物埋め立て処分ゼロの目標に向けてさらなる前進を遂げ、社内保有の車両に電気自動車の導入を促進し、太陽光発電と地域暖房の能力を増強し、再生可能エネルギー100%の電力調達とカーボンニュートラルを目指す事業運営の目標を再び達成しました。その成果として、スコープ1とスコープ2の排出量削減に向けた2030年の科学的根拠に基づく目標達成に通じる道筋を歩み続けています。一方で、スコープ3排出量の目標達成にはさらなる努力が必要になると考えており、その面でも意欲的な目標を実現するために必要なプログラムを実施すべく全力を注いでいます。
また、サステナブルな製品設計やサプライヤーとの連携、当社サプライチェーンの透明性に関する取り組みもさらに強化しています。加えて、2023年にはエンプロイヤーブランドを刷新しインクルーシブなワークプレースプログラムを拡大したことにより、多様で包括的な企業文化を育んでいます。
今号のレポートで、当社の進捗状況や現在進行中のESGコミットメントについて詳しくお伝えできることを嬉しく思います。当社は、このような重要な分野に対する取り組みに誇りと意欲を持ち、これからも継続的な改善に取り組み、より良く健康的な将来のために永続的で前向きな効果を生み出すように努力を続けます。
今後ともよろしくお願いいたします。
Patrick K. Kaltenbach
社長兼最高経営責任者
2024年4月