PureSpeed™ プロティン チップ/ E4™ XLS™ 電動ピペットを使用したクロマチン免疫沈降
クロマチン免疫沈降 Chromatin Immunoprecipitation (ChIP)は、ゲノムDNA内の個々の異なった領域と様々なタンパク質の関連性を研究するために使われる技術です。ChIPは、異なる条件のもと、別々の細胞間もしくは同じ細胞の中のヒストン修飾のようなエピジェニックマーカーの遺伝子位置がどのように変化するか?探索するこに利用されます。また転写要因とDNA結合タンパク質が遺伝子の中でどのように関連しているのか?特定することにも使用可能です。
ChIPの手順では、DNAの特定領域に結合するタンパク質がDNAにクロスリンクされます。そのDNAは超音波装置で切り離されます。DNA結合タンパク質の抗体としての特異的結合性を利用して、クロスリンクした特定のタンパク質-DNA複合体がProteinAかProteinGレジンに結合されます。もしくはその複合体がProtein AレジンかProteinGが表面存在する凝固セルに結合され、その後夾雑物を洗浄し取り出したい目的タンパク-DNA複合体が溶出されます。溶出後、タンパク質とDNAのクロスリンクがリバースされ、DNAはPCR、qPCR,マイクアレイ、次世代シーケンサーで解析されます。