化成品開発やスケールアップ検討において発熱を伴う反応は本質的に危険性が高いとみなされ、絶え間ない観察あるいは自動で安全な試薬添加制御が必要であるとされてきました。
このケーススタディでは、大手製薬会社であるGrünenthal社のプロセス研究開発部門が、どのようにしてスケールアップ検討を研究者による介入なしで安全に行い、人件費を増加せずに生産性を向上させたかについてご説明します。 現在、Grünenthal社のプロセス研究開発部門では、大容量のジャケット付きラボリアクタへのセミバッチ試薬添加を自動化し、大きな発熱を伴う反応を、安全性を損なわずに無人で行っています。