日常分析の途切れないワークフロー |
限られた時間内に多くのサンプルの分析を行う際には、分析機器をよく「校正し」その最高の状態で実行する必要があります。これは入荷、製造ラインからとった中間の検査サンプル、製造部品、故障解析、材料研究の品質制御などの場合に典型的に求められるものです。さらに、機器の操作はできるだけ単純で安全でなければなりません。
基本のメンテナンス作業を定期的に行うことで、機器の優れた作業条件が保証されます。ワークフロが途切れないということは、分析を障害となるような遅延なしに行えるということです。自動アクセサリにより、エラーが発生しやすい手動ステップを避けることができます。
メトラー・トレドの熱分析装置Excellenceシリーズはこれらの目標を達成するための新しい可能性を提供します。テスト方法にはいくつかの作業ステップがあり、必要に応じて高い自動化レベルに設定することができます。熱分析テストを実施するのに、スキルはほとんど必要なく、トレーニングも最小限に抑えられます。機器のタッチ画面からワンクリックで定期的テストを実行できるため、制御PCにアクセスする必要はありません。
サンプル交換ロボットにより、効率的で信頼性の高い操作が毎日24時間休まずにサポートされます。ロボットはその設計コンセプトにより、柔軟性の高いサンプルパンの取り扱いと信頼できる単軸運動が実現します。工場で行われた耐久性テストでは、安心して長期操作を行えることが確認されています。以降のページでは、優れた熱分析結果を達成するための厳選された簡単で便利なメンテナンス作業をご紹介します。
目次
- はじめに
- 熱分析手法の選択
- 実験の設計方法
- サンプルを作る
- サンプルパンの選択
- 測定の開始
- サンプル挿入
- 無人測定
- 校正と調整
- 結論
- 詳細情報
- 索引